Book

課題図書配布か

読書の秋である。

「Nu練馬」も「Tideland平和台」もテナントの個室にテレビが標準装備されているが、「Poco a Poco練馬」はついていない。

ご入居されたテナント様たちも「私はあまりテレビは見ないので」派が多いようだ。

聞けば、秋の夜長は読書や勉強に当てている人もいるようだ。偉いね。うん。

(もちろん、他物件も読書家はたくさんおいでだと思うけどね)

実は、本日発売の或る本を希望者に配布する予定でいる。

先着10人で企画しているが、果たして、本好きは何人いるだろうか。

条件としては、読み終わったら友達など別の人に回して本をシェアしていくこと。

最初の10冊が100人くらいを旅していったら楽しいんだけどね。

テナントの方にはお知らせは今月末に配りますので、楽しみにしていてくださいな。

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長いお別れ

テナントの皆様はご存知なのだが、或る事情で、三週間ほどお休みさせていただいていた。

実は、先週より、管理人業務には復帰したのだが、ヒキコモリから社会復帰できるまで

またまた10日ほどの時間を要した。

人見知りが激しいので仕方あるまい。

三食昼寝つきのM区某所で休んでいる間、何をしていたかというと

ただひたすら、読書である。

短い間とはいえ、長い間の夢がかなった?のである。

お休みしている間、ざっと読んだ本を列記してみる。

【初読の部】

百田 尚樹「風の中のマリア」・蘇部健一著「六枚のとんかつ」・京極夏彦著「厭な小説」・

三島由紀夫著「絹と明察」・松本清張著「わるいやつら」・池波正太郎著「剣客商売」(一から十まで)

【再読の部】

森見登美彦著「美女と竹林」・海堂尊著「ジェネラル・ルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」「ナイチンゲールの沈黙」

なかでも「6とん」こと「六枚のとんかつ」には衝撃を受けた。

こりは、第三回メフィスト賞受賞作品である。

「単なるゴミ」とまで酷評した方がおられたそうだが、私は好きだ。

(別におすすめはしていないので、読んでみようという方は自己責任でお願いします。)

で、楽しい本の世界から、冷たい現実へと、今、引き戻されているところである。

blogへの復帰も、どうか暖かい眼でお迎えくだされ。(「剣客商売」風)

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トーヴェ・ヤンソンのすべて

5月号の「芸術新潮」「トーヴェ・ヤンソンのすべて」が面白かった。

アニメのムーミンじゃなくて、作家や挿絵画家としてのトーヴェが好きな方にはおすすめの一冊だ。

フィンランド人の父とスウェーデン人の母から生まれた背景だとか、

(父親は彫刻家、母親は画家でもあった)

トーヴェが毎夏、女友達とシェア暮らししていたクルーヴ島のゴツゴツした写真の数々、

10代で政治風刺雑誌に挿絵デビューを果たしてからの風刺画・「スナーク狩り」「ホピットの冒険」の挿絵。

そしてムーミン以前。

真っ赤な眼の黒い影がボートを漕いでるイラストもあったのだが、

ベックリンの「死の島」をちょっと思い浮かべたりなんかもしたし。

ご馳走様、もうお腹いっぱいと言いたいくらいのトーヴェ・ヤンソンお宝特集だったのだが、そのへんはひとまず置いといて。

「ムーミン谷の地図」に載っていた「ムーミン屋敷」1・2Fの間取りを改めて見直してみる。

これって、ゲストハウスにぴったりの間取りなんだよねー。

こういう灯台みたいな筒形の家も作れるといいんだがなあ。

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楽しき哉、 神保町!

ヴィレッジヴァンガードにて新井英樹「定本 宮元から君へ」全巻購入・読了。

コミック12巻分が4冊にまとめられているので、かなりの読み応えあり。

当時の掲載雑誌担当者と新井英樹との対談がオマケで入っていた。

そのなかで、新井英樹が映画「素晴らしき哉、人生!」を語っている箇所があり、「心が汚れている人ほど大泣きする法則」てなことを唱えているもんだから、すっかり笑った。

「素晴らしき哉、人生!」はジツは見ていないので、何ともいえないのだが、この法則はあり、ではないかとつねづね思っていたのだ。

(例の47歳の歌姫の動画なんかも、このジャンルでは?)

来月は時間が空くので、ヒロインはなんとスズメバチという

百田尚樹の「風の中のマリア」でも読もうかな、と思っている。

最近、本屋は新宿の紀伊国屋での配達サービスを使うことがほとんど、あとは地元で補充している。

ネットで買わない理由として、

自分の関心なかったジャンルの本との出会いがない、ちゅうことと

本屋がなくなったら困るから

という二つがある。

ヴィレッジヴァンガードも下北沢店や新百合ヶ丘店は、書籍の比率が高いので好きだったのだが、新宿ルミネ店は雑貨比率が多すぎる。

それでも、応援したいと思う本屋で、なるべく買うようにしている。

エリア的には、お茶の水が最高だ。

古書店で、デザイン画集や写真集を漁りながら、レモン画翠にぶらりと寄る。

一休みしたくなったら、さぼうるで一服する。

学生時代は当たり前だった、そんな「ちい散歩」ともすっかりご無沙汰となってしまった。

お馴染みだった本屋が、また激減してしまったかもしれないと思うと、またまた足が遠のいてしまうのであった。

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ねじ式

「Nu練馬」のコミックスの棚に、つげ義春の「ねじ式」が置いてあった。

うわあ、誰が置いたのか、めちゃくちゃ知りたい~~。

そういえば、敬愛するヤン・シュヴァンクマイエル(チェコの映像作家)のDVDコンプリート・ボックスが発売された。

定価35,000円だが、amazonなら、27,275円とお安い。

ヤン様のファンにとっては、このくらいお安い値段であると思うのだが、管理人は所有すると結局、見ないという悪癖があるので、躊躇している。

ヤン様が「ねじ式」を映像化したら、どんなふうに料理なさるのだろうか、と考えてしまう。

つげ義春の「貧困旅行記」について、昔、自分のサイトで感想を書いたことがあったので引用しておく。(今はこのサイトは休止している)

つげ義春著「貧困旅行記」読了。
あとがきに「『貧困旅行記』としたのは、貧乏な旅と、旅の内容と自分の内容の貧困に拠るものである」と記されてある。
読み終わってみれば、頑なに、かしいだ畳や煎餅布団、軋む階段といったボロ宿屋に固執し、自ら欲し求めんとする作者の姿に笑いが浮かぶ。
私は貧乏くさい旅館も、鄙びた温泉宿も、子供の頃から大っ嫌いなのであった。
嗜好が反対であっても、とことん旅のスタイルにこだわる姿には共感できる。
「蒸発旅日記」は、二、三度、手紙をやりとりしただけの看護婦と結婚することを勝手に夢想しつつ、九州へとでかける話なのだが、この相手が美人で人柄も悪くないのにどうしても「私」は馴染めないものを感じてしまう
宿屋同様、お喋りで明るいところがしっくりこなかったのである。
自分が暗すぎるのでは、と悩む青少年は、つげ義春をバイブルとすべし。
自分の暗さなど、麻疹か青春の迷いのように中途半端なレベルであったことに気づかされるはずだ。
つげ義春が原作の映画「無能の人」「ゲンセンカン主人」「ねじ式」「リアリズムの宿」「蒸発旅日記」どれも見ていない。
こんな辛気臭い宿には現実世界ではお目にかかりたくないが、読書でのトリップなら悪くない。
萩原朔太郎の「猫町」のように秘密の桃源郷に迷い込んでしまう「猫町紀行」が心に残った。

(2005年10月)

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美女と竹林

物件のお問い合わせ、内見申込みはmichiestyle@nifty.comまでメールをどうぞ!

森見登美彦氏の「美女と竹林」を読みかけたところで、忙しさが核爆発モードに突入してしまい、そのまま休止している。

氏の作品の中では「四畳半神話大系」「太陽の塔」を愛好している。

京の都に、男性専用ゲストハウスを作ったならば、課題図書としてこれらを常備したいほどである。

四畳半には空間としての美しさがあるように思う。

Nハウス2Fはほぼ四畳半で構成されている。

ミニシンクもあり、1畳の押入れ収納つきなので、実際の個室としての空間は6畳なのだが、私は四畳半のヒキコモリにぴったりな単位としてのシンプルさが好きだ。

Nハウスのお隣が現在、工事中なのだが、建物が壊され更地となったため、今まで日陰だった部屋にまで、日がさんさんと注ぐようになり、現在いるテナントに恩恵を与えている。

フランス人のマルセイユ源氏(仮名)の他にも1年以上いた長期滞在者は、ざっと二人ほど顔が浮かぶ。

このNハウス2Fがゲストハウスを始めた原点でもあるので、これから他物件を増やしていったとしても、愛着は変わらないと思う。

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「西遊妖猿伝」さ 読むだ

諸星大二郎先生の「西遊妖猿伝」がモーニングにて連載再開するとの噂を聞いた。

喜ばしいことだが、雑誌を買わなくなってしまった管理人にとっては、単行本が出るまでじっと我慢するしかないわけで。

管理人がこの単行本の既存刊行分を仕入れたのは、昔むかしヴィレッジヴァンガードがまだ六本木ヒルズにあった頃だったと記憶している。

やがて、VVはヒルズから勇気ある撤退をすることになるのだが、これはすべて「諸星大二郎フェア」の棚作りの失敗が敗因だったのではないか、とひそかに分析している。

諸星先生の最新刊は「未来歳時記 バイオの黙示録」である。

これを管理人は、赤塚不二夫死去のニウスが流れたこの夏の某日に、丸善丸の内本店「諸星大二郎」サイン会のイベント時に購入した。

真のファンとは、こういった類には参加すべきではない、というカタクナな信念も持っていたはずだが、夏休み、旅行ひとつ行くわけではなく、平和台にて肉体労働する自分に何のイベントも用意されていないことに愕然としたというお寒い事情もあった。

(唯一の娯楽がこれかよ、と言われれば返す言葉もないのだが)

今、思うと、動く諸星先生を見ることができて良かった。

先生手作りのスタンプで記念の捺印もできたしね。

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